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風の帰る場所
水溜り避けて走る 並木道息切らして
木漏れ日に少し残る夏の匂いに 目を細めてる
青ばかり減った絵の具 校庭に響く応援歌
何か言いかけた君の前髪揺らす 風も覚えてる
終わりを知ることで 世界は輝いて
その欠片だけ今でも探してるの 秋の中で
風は どこから来るのかなと呟いた
君が ここにいてくれたらなんてね
まだ思っちゃうような
弱虫なわたしのこと 思いきり笑って
夜の向こうから吹いた 風が背中押して
あの日に似た今日を今 一人きり歩いていく
風は どこから来るのかと呟いた
君が ここにいてほしかったことを
伝えたいよ
いつか 誰かと恋をしても忘れない
風は 果てから来て果てに帰るよ 涙乾かして
坂道の先で笑う 君にまた会いたい
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